客単価の上げ方

ここではタクシーの客単価を上げるにはどのような点に注意したらよいかテクニックについて解説します。

客単価を上げるための重要なポイントとは

タクシーの売上は客数×単価で構成されています。売上げアップのためには客数を増やす以外に客単価を上げることも考えなければなりません。

都内のタクシーの初乗り料金は2017年1月に730円から410円に変更されました。初乗りの客を10回乗せても4,100円。それなら1万円の距離の客を1回乗せたほうが効率的というわけです。確かに理論上はそうなりますが、乗客の顔に金額が書いてあるわけではありませんから、そう簡単にはいきません。あるタクシー会社の調べによると、1回の乗車で1万円以上を使う乗客の割合は1%程度しかいないそうです。

確率的に考えても難しそうなのですが、高収入ドライバーは単価が高い、つまり1万円以上の支払いをしてくれる乗客を見極めるテクニックを持っています。私自身も経験を積むことでわかってきました。

客単価は自分ではコントロールできないはずなのになぜ?と思うかもしれませんが、実は効率よく乗せるためのポイントがあるのです。それは「時間帯」と「場所」です。

時間帯

効率のよい稼ぎ方を知っているタクシー運転手は、単価の高い時間と、そうではない時間を知っています。単価の高い時間とは、早朝と深夜です。

郊外に住んでいる仕事に遅刻しそうなサラリーマンや、都心から帰る際に終電に乗り遅れた人など、「急いでいる人」「楽して帰りたい人」が多い時間帯でもあります。逆に日中は単価の低い時間になりますので、高単価は狙わずに乗車人数を上げることに専念します。いかに割り切って切り替えられるかが勝負です。

場所

利用額が高い乗客が多い場所とは「金持ちがいるエリア」です。といっても世田谷や目黒などの高級住宅街に住んでいる人は自家用車率が高いのであまり期待できません。狙うのは日本橋や八重洲、丸の内のオフィス街近くのエリアでお金を持っていそうな人がいる場所です。ただし、同じ区や区画内でも、路地をひとつ曲がるだけで客層がガラリと変わります。

例えばあるビルのエントランス側は社員や外部の人の出入りが多いのでそこは避けて、あえて裏道に入ると幹部や社長がよく出入りするため客単価が上がるといったことがあります。

【ワンポイントアドバイス】

ここで説明したような話は同僚から聞いたものではなく、実は転職でお世話になった会社のコンサルタントの方に教えていただきました。入社してからはなかなか知ることができないので、タクシー業界へ転職して稼げるかどうか不安を持っている人は、まずそうしたところに相談してみるとよいでしょう。

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