効率的な乗客の乗せ方

ここでは効率よく乗客を獲得するタクシードライバーの行動の特徴について解説しています。

デキるタクシードライバーの行動と考え方

平成14年には2,366,320人もいたタクシードライバーですが、平成27年には1,466,093人にまで減ってしまいました。もちろんタクシー会社が減ったり、人件費削減のためにドライバーを募集する企業が減ったとも考えられますが、実は「タクシーの運転手では稼げない」と判断して辞めていった人も少なくありません。

しかし、タクシードライバーの中にも毎月かなり稼げている人もいるのです限られた時間内で同じ勤務体系で仕事をしても月に50万円以上の稼ぎがある運転手もいれば、20万程度しかもらっていないドライバーもいます。その差がどこから生まれるかというと、デキるタクシードライバーは効率良い稼ぎ方を知っているからです。そこで高収入を得ているドライバーの特徴を、いくつかまとめてみます。

どこにいても乗客を拾える

タクシーは基本的にはどこで乗客を乗せてもよいのですが、売上があまり思わしくない人はいつも同じ場所で乗せようとするケースが多いのです。

例えば皆さんも駅の前で待機しているタクシーの列を見たことがあるかと思います。駅前や大型商業施設の前などは人が大勢集まるので、確かに待機場所としてはうってつけです。

しかし、同じことを考える人は大勢います。つまりこれらの場所は競争率が激しく、自分がお客さんを乗せる順番が来るまでに長い時間待っていないといけないのです。これでは効率がよくありません。

そして、乗客を見つけて目的地で降ろすのがタクシーの基本ですが、稼げないドライバーはそのまま何も考えずに元の場所に戻ってしまいます。戻って次の客を乗せるまでは当然ながら売上はありません。一方で稼げるドライバーは乗客を降ろした後に、そこから一番近くの客がいそうな場所に移動します。そして客を拾って目的地で降ろしたらまた同じ行動を繰り返します。

このように、同じ場所に留まらず積極的に動いてビジネスチャンスを広げられる人が、他のタクシー運転手よりも多くの収入を得られるのです。

現在のタクシードライバーの実情

最初に述べましたが、タクシードライバー業界は現在深刻な人手不足にあります。人手不足の原因としては、まず現役のタクシードライバーの皆様の高齢化が進んでいることです。

かつて現役として最前線で働いていた世代が、続々と引退しているのです。ですのでタクシー業社の多くがタクシードライバーを募集している状態です。

また、タクシードライバーは若者の離職率の高い業種でもあります。タクシードライバーは中途採用の多い業種でもあるのですが、中途採用者の多くは何らかの理由で前職から離れています。繋ぎとしてタクシードライバーになるも次の就職先が決まったり、突然の環境の急変に堪えられなくなって辞めてしまうのです。

これらの理由からタクシードライバー業界は慢性的に人手不足に陥りがちです。このようなことから求人が常に出ていると言っても過言ではありません。

また、離職率が高い状況は、ある意味ビジネスチャンスでもあるということです。人手不足であるため、競争相手が比較的少ないという考え方も出来ます。よって収入アップの可能性がそこにあるのです。

回転率のいい場所で待つ

駅のロータリーやホテルの前で停車しながら客待ちをすることを「付け待ち」と言いますが、乗客に動きがなくこの時間が長くなると当然売り上げにはつながりません。先にも触れましたが、大きなターミナル駅では多くの人の利用が見込めますが、同じように客待ちしているタクシーも多いので時間帯によっては回転率が悪くなることもあります。

回転率の良い場所は駅や商業施設の他に、大会社の前などがあります。他には、商業施設の中でも特に居酒屋などがおススメです。居酒屋は飲み過ぎて自力で帰れなくなった人や、終電を逃した人などが毎晩多数出ます。そのような人達はタクシー運転手にとって絶好の顧客です。居酒屋はどの街にも必ずあります。それらの居酒屋の前は重要な「付け待ち」のポイントです。

効率よく付け待ちをするにはある程度経験が必要になります。道を把握できるようになったらいろいろな場所で付け待ちをして、どこで付け待ちすればすぐに乗客を拾えるか頭に入れておくことです。

研究熱心で情報収集能力が高い

稼ぐドライバーは売上を上げるためにどうすべきかを常に研究しています。そのための情報収集能力は非常に高いと言ってよいでしょう。例えば長距離客を狙おうと考えます。短距離を繰り返すより効率がよいからです。デキるドライバーは終電後の乗客を拾うために深夜残業が多い会社の情報を知っています。

また、自分が営業しているエリアやその周辺で交通の便が悪い地域を把握しておくと強い武器になります。とくに田舎の方ではバスや電車があっても、一時間に一本しかこないという場合があります。そのような場所ではバス停や駅近くで付け待ちすることでお客を拾える可能性が増えます。

さらに、大きなイベントがどこであって何時に終了するかも調べています。さらにイベントの中でも若者向けではなくタクシー利用率の高い年齢層高めのイベントを狙うのです。こうした日々の努力が売上アップにつながるのです。

どのような場所で付け待ちをすべきか

タクシードライバーとして収入を上げるには付け待ちをマスターすることが大切です。付け待ちする場所にはいくつか候補があります。今回は付け待ちに向いたエリアをご紹介します。

駅前やバス停前

タクシーの付け待ちの王道ポイントです。毎日多くの人が乗り降りする駅やバス停は、電車やバスを利用した人達が帰路にタクシーを拾う傾向にあります。駅が大きければ大きいほどお客さんを拾うチャンスが増えます。

スーパーやデパートの前

買い物客で賑わうスーパーなどもの付け待ちのポイントに向いています。車で買い物に行きづらい都市部のスーパーやデパートはもちろん、郊外でも買い物客を狙って付け待ちすることができます。とくに大きな荷物を持った高齢者などはタクシーを使って帰ることを前提に買い物に来ている場合があるのです。

居酒屋などの前

お酒を飲む居酒屋やバーには、車でくるお客さんはほとんどいません(来る場合は代行を呼ぶので)。そして店の閉店間際になれば、急いで帰ろうとする人や終電を逃した人たちがこぞって出てきます。もしくは、酔って歩けないという人などもお客さんとして狙えます。居酒屋などの呑み屋はどの町にも数件あります。それらのお店をグルグルと回るだけもお客さんを拾う可能性は格段に上がります。

イベント施設前

イベントがある日にちに限りますが、イベント施設は大勢の人が訪れます。コンサートなどが良い例です。イベントの開始時間と終了時間はまさにタクシーの利用者が一気に増えます。自分の営業エリアの中にイベント施設がある場合は、ぜひイベントの日程と時間帯をチェックしましょう。タイミングさえ合えば長距離利用者と出くわすかもしれません。もしくは営業エリアの近くにイベント施設があれば、イベント終了時間から自分の営業エリアにある駅までの移動時間を逆算して、それらに行っていた人達が帰ってくる時間帯に駅で付け待ちすることができます。

理想的なタクシードライバーの時間の過ごし方

タクシードライバーは一日におよそ30人のお客さんを乗せると言われています。30人という数字は、一つの目安として念頭に入れておくと良いでしょう。そしてこの30人という数字を下回らないためには、時間を有効に使うことが重要です。

先に述べたように、一人のお客様を目的地まで届けた後にそのまま近くでお客様を探すなどの他にも出来る事はあります。

また、タクシードライバーにとって最大の敵は渋滞です。お客様をお送りしているときはもちろんの事、その帰りでも渋滞に巻き込まれるわけにはいきません。渋滞に捕まっている間は、お客様を拾うことも出来ない無駄な時間と言えます。渋滞を避けるためにも、主要道路の渋滞が起こりやすい時間や曜日は把握しておく必要があります。

さらに、お客様を下ろして自分の営業エリアに戻る際は、できるだけ人通りの多い大道路や、大型商業施設、オフィス街を通るように心がけると良いでしょう。それらの道路を注意深く通れば、タクシーを拾おうとしている人を見つけることができるはずです。

タクシードライバーは体力勝負

タクシードライバーの労働時間は一日おきに15時間〜最大21時間と言われています。途中で合計3時間の休憩がありますが、それでも一日の労働時間は12時間を超えるのです。半日もの間、運転席に座っているか運転をしなければなりません。そのような中で利益を出すには、やはり体力と健康な身体が必要です。

タクシードライバーは長時間座り続けているため、運動不足から身体を壊す人が少なくありません。また、タクシードライバーの多くは缶コーヒーを愛飲しています。これらの飲み過ぎから成人病の発症に繋がることも稀ではありません。そのほかにも腰痛、痔などは、タクシードライバーがよくかかる症例です。

タクシードライバーの中には健康と体力に気を使って、食事の栄養と休日の運動も気にかけている人達がいます。長い時間、長い期間働くことができればそれだけビジネスチャンスに繋がります。皆さんも是非これらのことに注意をしましょう。

【ワンポイントアドバイス】

デキるタクシードライバーになるためには、やはり観察と研究を繰り返して実行することです。

道だけではなく、自分が活動している営業エリアの特徴も覚えておきましょう。特にどのような店が街にあり、どのような人達が利用しているのかは覚えておく必要があります。それらを知っている事で、新たなビジネスチャンスに繋がるのです。

最初は先輩ドライバーを見習うのもよいですが、他の人と同じ行動をしてもそれ以上にはなれません。もしタクシー業界に詳しいコンサルタント的な人と相談できるなら話を聞いてみるのもよいでしょう。

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